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環境と木材

環境問題

 近年、住宅の高気密化につれてシックハウス症候群が表面化しております。 中でも、建材や家財から発生する少量の化学物質で頭痛や自律神経失調が起きる化学物質過敏症は、欧米に比べ対策がおくれているのが現状です。 当社では、いち早くその対策に取り組んでおります。

化学物質の排出

ホルムアルデヒド 一般性状自然界に広く存在し、その水溶液はホルマリンと呼ばれ、防腐剤として使用されている。刺激臭があり呼吸器等への 障害がある。
問題点合板製造時に使用される接着剤及び塗料にはホルムアルデヒドを含むものがある。
対 策接着剤及び塗料をホルムアルデヒドを含まないもの又は、極めて含有量の少ないものに変更している。
揮発性有機化合物
(トルエン・キシレン他)
一般性状塗料の溶剤(シンナー)として広く使用されており、吸入した場合、頭痛・はきけ等の障害をもたらす事がある。
問題点合板塗装時に使用した場合、工場外に排出され付近住民への臭気問題および、大気汚染の問題がある。
対 策無溶剤型塗料又は、水性塗料への移行の促進をはかっている。 トルエン・キシレン抜きは対応可能。

ホルムアルデヒド放散基準

JAS基準
規格表示 基準値(mg/L)
F☆☆☆☆平均 0.3以下・最大値 0.4以下
F☆☆☆ 平均 0.5以下・最大値 0.7以下
F☆☆  平均 1.5以下・最大値 2.1以下
F☆   平均 5.0以下・最大値 7.0以下

当社は基準値内の製品を提供しております。

木の話し

古くから木材は私達人間にとって無くてはならない存在です。 その性質も木材の種類によって様々ですが、次のような特性を持っています。

木材の特性

木材は軽くて強い

木材は強くて軽い材料です。鉛筆ぐらいの太さがあれば大人5人がぶら下がってもおれることはありません。 強さの比較として、同じ重さの鉄と引張り強度を比べると約5倍の強さがあります。 又、コンクリートよりも圧縮強さで約11倍の強さがあります。

木材の特性

木材は断熱性が高い

木材は多孔質材料なので断熱性に優れています。木材の熱伝導率はアルミの1800分の1、鉄の400分の1と小さく断熱性を持った材料と言えます。 したがって、急激な温度変化が少なく調湿機能とあわせて人にやさしい住宅材料といえます。

木材の特性

木材は火に弱い?

木材は260℃で引火し、360℃で自然発火します。 しかし、大きな断面の木材が火にさらされると表面は燃焼しますが、炭化するだけで、内部まで燃えていきません。 外国では大断面の材料で建てた建築物は耐火構造と認められる例が多くあります。

木材の特性

木材は湿度を調整する

木材は湿度調節機能を有しています。 木材を内装材に用いると、室内の湿度が高くなれば湿気を吸収し、乾燥して湿度が低くなると木材内部の水分を放出して室内の湿度を一定に保ちます。 木材が調節する適当な湿度は人間の生理状態にマッチして風邪などの呼吸器系の病気を予防すると言われています。